日本の市外局番において、2桁の番号を持つ地域はごく限られています。大都市である東京の「03」、大阪の「06」に次いで、なぜ千葉や埼玉の地方都市に「04」という2桁市外局番が誕生したのでしょうか。その理由は、1990年代から2000年代初頭にかけて発生した急速な電話番号の枯渇問題にあります。
かつて、首都圏近郊のベッドタウン化に伴い人口が急増したエリアでは、固定電話やファックス、初期のインターネット回線(ISDN等)の普及によって市内局番が足りなくなる事態が頻発しました。当時、千葉県柏市周辺は「0471」、埼玉県所沢市周辺は「0429」、千葉県鴨川市周辺は「0470」など、それぞれ4桁の市外局番が使われていました。
そこでNTT東日本(総務省)は、電話番号の枯渇を解消するため、市外局番の末尾数字を市内局番の先頭へと移行させ、市外局番を一律「04」の2桁に統合する大規模な番号再編を実施しました。これにより、例えば「0471-XX-XXXX」だった番号が「04-71XX-XXXX」へと変更され、割り当て可能な番号枠が大幅に拡大したのです。広域で「04」を共有しているのは、こうした過去の通信インフラ拡張の歴史が背景にあります。