冬季における最大の関心事は、雪と氷である。積雪量そのものは年によって変動が大きいものの、一度雪が降れば夜間の寒冷によって道路は一瞬でスケートリンク状態へと化す。これに対し、盛岡市は2026年に向けて寒冷地インフラのスマート化を急速に推し進めてきた。
路面温度センサーとAIを連動させたリアルタイム除雪システムは、凍結のリスクが高い幹線道路や坂道を自動で検知し、最適なタイミングで融雪剤を散布する。これにより、通勤・通学時間帯の交通事故リスクは大幅に低減した。市民の足を守るためのテクノロジーと、長年の冬の暮らしの知恵が見事に融合した取り組みと言える。