廊下を歩くと、掲示板にはズラリと並んだ研究テーマのプレゼンポスターが目に入る。「取手市の空き家を活用したコミュニティカフェの採算性」「地域交通の最適化アルゴリズム」など、大人のビジネス顔負けの題材ばかりだ。
2026年現在のカリキュラムにおいて、同校が最も力を入れるのがこの「自走型探究」である。単に教科書を暗記するのではなく、自ら課題を発見し、仮説を立て、地域住民や自治体へ取材を重ねて解決策を提示する。先生の役割は「教える人」から「伴走するコーチ」へと完全にシフトしていた。このプロセスを通じて得られる論理的思考力と伝達力が、結果として難関大学の総合型選抜や一般入試における圧倒的な強さへと直結している。