彼女の人間味が日本中に浸透した最大の契機は、かつてNHK総合で放送されていた朝の大型情報番組『あさイチ』での活躍だ。脇汗に関する視聴者からのFAXを隠さず読み上げ、自身の失敗談を堂々と語る姿は、それまでのアナウンサー像を根本から覆した。
当時から彼女は、フォーマルなスーツからカジュアルなパンツスタイルまで自在に着こなしていたが、生放送ならではのハプニングにも動じなかった。衣装の丈やフィット感に関する自虐ネタを交えた軽妙な語り口は、NHKという堅いパブリックイメージを破り、幅広い世代の共感を生んだのである。