巨額の再生数に伴い、メディアやSNS上で常に大きな関心を集めるのが世界ランキング上位の推定年収および世界YouTube収益ランキングの実態です。
一般的に、YouTubeの純粋なアドセンス広告収益は1再生あたり0.3円〜1円程度(ジャンルや視聴者の国籍により大きく変動)とされています。しかし、世界トップクリエイターの収益構造を広告枠の販売だけで語ることはできません。米フォーブス誌の調査や公式決算資料、運営企業の公開データによると、MrBeastの年間総売上は推定8,000万ドルから1億ドル(約120億円〜150億円超)に達すると報じられています。
この天文学的な収益を支えているのは、以下のような多角的なキャッシュポイントです。
1. 自社D2Cブランドの巨大展開
チョコレートバーブランド「Feastables」は、全世界のスーパーマーケットチェーン(Walmart等)やコンビニに配荷され、数億ドル規模の実業ビジネスへと成長しています。
2. 大手ストリーミングサービスへの番組フォーマット外販
大手配給会社やAmazon Prime Video等と提携し、1,000人規模の参加者が賞金を争うオリジナル番組のライセンス契約を結ぶなど、配信プラットフォームの枠組みを越境したコンテンツ販売が行われています。
3. グローバルスポンサーシップ契約
動画1本の中で紹介される企業タイアップの枠は、全世界数億人へのダイレクトなリーチが保証されているため、1件あたり数億円単位のスポンサーフィーで取引されています。
得られた収益の大半をスタッフ250人以上の人件費、専用撮影スタジオの維持費、数億円単位の賞金企画へ即座に再投資するサイクルが確立されており、単なる個人の富豪というよりは、映画会社に匹敵する制作ベンチャー企業としての性格を強めています。