ネット上の情報では「どこでも手軽に食べ歩きができる」と表現されがちですが、現地を訪れる際に絶対に知っておくべき盲点が存在します。第一に「トンビ(鳶)による空中からの強奪被害」です。松島湾沿いの開けた広場や堤防沿いで無防備に食べ物を掲げていると、上空から急降下してきたトンビに食べ物を奪われるトラブルが後を絶ちません。屋根のあるベンチや各店舗が用意しているイートインスペースの利用が推奨されます。
第二の盲点は、牡蠣の「生食」と「加熱調理」の認識の違いです。松島湾内で獲れる牡蠣の多くは濃厚な旨味を加熱調理によって最大限に引き出すタイプであり、年間を通じて提供される焼き牡蠣のクオリティは極めて高い水準にあります。一方で、生牡蠣に関しては時期や天候による出荷制限が厳密に管理されているため、現地で確実に味わうなら蒸し焼きや焼き牡蠣を第一候補に据えるのが定石です。
こうした混雑やトラブルを避けたい地元民やリピーターが足を運ぶ穴場グルメの理由は、メインストリートから少し外れた場所にあります。例えば、観光船乗り場から少し奥まった「げんぞう」のつぶ貝串焼きや、路地裏にある老舗和菓子店の焼きたてどら焼きなど、過度な行列を作らずとも職人技の光る絶品グルメを提供する名店が点在しています。