日本の映像制作においても、強い信念を持った作品作りは着実に結実している。かつて戦時下の司法の独立を描き、大きな話題を呼んだ名作『気骨の判決』に見られるように、骨太な社会派テーマに真正面から挑む作品づくりは、日本のコンテンツ制作の金字塔として輝いている。
この高いクオリティを支えてきたNHKエンタープライズの制作ノウハウと熱量は、配信時代の現代においても異彩を放つ。単なる一時的な娯楽にとどまらず、鑑賞後も視聴者の心に重い問いを突きつける本格派作品の制作現場では、安易な流行への迎合を拒むクリエイターたちの真摯な格闘が今も続いている。