かつて「大人の街・恵比寿」のステータスシンボルとして、ハイブランドや贈答品需要を牽引していた恵比寿三越。その撤退から大規模改装を経て生まれ変わった恵比寿ガーデンプレイスを訪れると、以前とは客層の空気感が一変していることに誰もが驚かされます。
最大の変革ポイントは、三越が入居していた商業棟が「センタープラザ(Center Plaza)」として生まれ変わり、地下2階から地上2階までの計4フロアに多種多様な高感度テナントが集結した点です。かつての敷居が高いデパート空間は姿を消し、開放的な吹き抜けと心地よいテラス席、自然光が差し込むグリーン豊かな広場空間が広がっています。
「以前は贈答品を買いに行くか、特別な日のディナーで訪れる場所だったが、今は週に何度も日用品や食材を買いに立ち寄る場所になった」という近隣住民の声に象徴されるように、訪れる目的そのものが根本から書き換えられました。かつての重厚で静謐な高級感を受け継ぎつつも、肩肘を張らずに長居できるサードプレイスとしての機能が巧みに組み込まれています。