ネット上の対戦掲示板や初学者向けまとめでは、「とりあえずノーマルテラスタルして神速を撃っていれば勝てる」といった単純化された言説が散見されます。しかし、現行のハイレベルな対戦環境において、この思考停止の立ち回りは通用しません。
明確な理由として、上位プレイヤーの構築には必ずカイリュー対策ポケモンが複数枚組み込まれているからです。具体的には以下の対抗策が一般化しています。
第一に、ゴーストタイプ(ハバタクカミ、サーフゴー等)によるノーマル技の一貫切りです。不用意にこだわりハチマキでノーマルテラス神速を選択すると、ゴーストタイプへの交代から起点を作られ、そのまま敗北に直結します。第二に、「ステルスロック」や「まきびし」によるマルチスケイルの解除です。あつぞこブーツを持たないカイリューは、設置技を踏んだ瞬間に耐久性能が半減し、後続からの縛り性能を失います。
さらに、特性「てんねん」を持つヘイラッシャやラウドボーンによる物理受け、特性「いたずらごころ」持ちからの「おにび」など、カイリューを機能停止に追い込むルートは確立されています。勝率を安定させるためには、「いつテラスタルを切るか」「相手の引き先を読んで裏に刺さる技を選択できるか」という戦術的判断が不可欠です。