閣僚としての能力もまた、群を抜いていた。特に法務省のトップである法務大臣を務めた際、彼は法治国家としての根幹を守るため、強い覚悟をもって職務を遂行した。世論の議論が激しく対立するセンシティブな問題に対しても、自らの言葉で毅然と説明を果たす姿は、メディアを通じて多くの国民に鮮烈な印象を与えた。
その後、行政機構の要である総務省を率いる総務大臣へ就任すると、改革のスピードはさらに加速する。地方自治の強化や情報通信の改革など、多岐にわたる課題に取り組む中で、既得権益の打破を目指す彼の強い姿勢は、官僚機構や政権内部との間に摩擦を生むこともしばしばだった。しかし、妥協を排して愚直に己の政策を推し進める姿勢こそ、彼の真骨頂であった。