バンドの顔であり、すべてのクリエイティブを牽引してきた男のスキャンダルは、Dragon Ash自体の活動基盤すら揺るがしている。長年所属するレーベル・ビクターエンタテインメント内部でも、今後のプロモーション計画の見直しやプロデューサー陣の対応に追われる事態となった。
実際、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスにおける過去のカタログ再生数には一時的な変化がみられたものの、ライブシーンでのアレルギー反応は根強い。「Fantasista」をはじめとするアンセムがライブハウスで響き渡るたび、観客の心にはどこか複雑な影が落ちる。純粋な音の衝動と私生活の倫理観の間で、ファンは葛藤を強いられているのだ。