騒動の始まりは、日本経済新聞の紙面に掲載された見開き1面の全面広告だった。大手出版社であるKADOKAWAが手掛ける書籍のプロモーションとして企画されたもので、月曜日の朝に働く人々を応援するという作品本来のコンセプトを踏襲した内容だった。しかし、朝刊という幅広い世代や職業の人が目にする媒体に、身体的特徴を強調した女子高生キャラクターが登場したことで読者の反応は真っ二つに割れた。
個人のスマホ画面の中で楽しむSNS上のコンテンツと、企業の信頼性を担保する全国紙の紙面。この「見る場所」の違いが読者に与えた違和感は大きかった。ファンにとっては日常の癒ややしである作品が、非ファンや公共性を重視する読者にとっては「不快な性的視線」として受け止められたのだ。