ネット上でよく見られる誤解のひとつが、「ホクト文化ホール=きのこメーカーが運営する施設」という認識だ。これは正確ではない。ホクト株式会社はあくまでネーミングライツのスポンサー企業であり、施設の実際の運営は公益財団法人長野県文化振興事業団が担っている。施設の管理・公演の企画・スタッフの雇用といった実務はすべて同財団の責任下にある。混同している投稿がSNS上でも散見されるため、正確な理解が必要だ。
もうひとつの誤解は「長野市民しか使えない・地元向けの地味な施設」という印象だ。実際には、東京・名古屋・大阪からの本格ツアー公演の長野会場として毎年複数が選ばれており、全国レベルの著名アーティストが登壇する機会は思いのほか多い。長野県内外から集客できるキャパシティと設備を持つため、長野観光と組み合わせての遠方来場者も少なくない。善光寺参りと組み合わせたモデルプランを立てているファンも一定数存在する。
また、「チケットがいつも売り切れで入手不可能」という声も過大評価の面がある。確かに人気公演は競争率が高いが、クラシック・伝統芸能・地域演劇系の公演は当日券が出るケースも多い。公式サイトやチケット販売サイトをまめにチェックする習慣をつければ、希望の公演に参加できる可能性は十分にある。