ドライヤー前のヘアオイルは逆効果?美容師が明かす熱ダメージ予防の真相

ドライヤー前のヘアオイルは逆効果?美容師が明かす熱ダメージ予防の真相

ドライヤー前のヘアオイルは逆効果?美容師が明かす熱ダメージ予防の真相について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をお届けします。

鳥取県米子市で髪質改善を専門とする「twinkle hair salon(ティンクルヘアサロン)」をはじめ、全国の現場スタイリストたちが日々警鐘を鳴らしているのが、「自己流の間違ったオイルケアによる蓄積ダメージ」です。一過性のトリートメント施術を行うこと以上に、自宅での毎日のドライヤー前ケアの質が、半年後・1年後の髪質を決定づけているという実態があります。

ネット上のコミュニティや知恵袋、SNSの声を丹念に拾い上げていくと、典型的な失敗パターンが浮かび上がってきます。

「毛先のパサつきが気になり、毎晩3〜4プッシュのオイルをたっぷり塗り込んで乾かしていた。最初はしっとりしていたが、数週間後から乾くまでに30分以上かかるようになり、仕上がりもベタつくのに毛先だけは硬く針金のようになってしまった」(20代後半・会社員の手記)

現場のサロンディレクターはこの現象について、「典型的な油分の蓄積(ビルドアップ)と熱過多」と分析します。シリコーンや難揮発性の油分がシャンプーで落としきれずに毛髪表面へ何層も残留し、その上からさらに高熱を当て続けることで、髪が硬直して柔軟性を失うのです。サロンを訪れた顧客に対し、まず最初に行われるのが「クレンジングによる余分な油分のリセット」であるケースは、現在の美容現場において日常茶飯事となっています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。