若井滉斗の音楽的キャリアを語る上で欠かせないのが、ボーカル&ギターの大森元貴との深い絆です。二人の出会いは中学校の同級生という原点に遡ります。
中学時代、修学旅行の班が同じになったことをきっかけに意気投合した二人は、共通の趣味であった音楽を通じて急速に距離を縮めました。当時から卓越したソングライティング能力を発揮していた大森に対し、若井はギターという表現手段に没頭。高校進学後の2013年春にMrs. GREEN APPLEを結成し、下北沢や渋谷のライブハウスを拠点に本格的な活動をスタートさせました。
結成当初の若井は、大森の頭の中にある壮大な音像を具現化するため、寝る間を惜しんで運指の練習に明け暮れたと過去のインタビューで述懐しています。2015年のメジャーデビュー以降、幾多のヒット曲を生み出しながら、バンドは2026年7月に「フェーズ1完結」を宣言し活動休止に入ります。この約1年8カ月に及ぶ休止期間中、若井は自身のギタースキルと音楽理論を根本から見直し、驚異的なブラッシュアップを図りました。2026年の「フェーズ2開幕」以降、より立体的でハイレベルなアンサンブルを披露している背景には、この時期の血のにじむような自己鍛錬が存在します。