建て込み作業中は、資材が自立しきっていない「仮固定」の状態が存在するため、現場作業の中で最も倒壊や墜落の危険性が高まる時間帯です。重大事故を防ぐため、徹底した安全対策が義務付けられています。
建築現場では、以下の安全ルールが厳格に適用されます。
・高所作業時の安全確保:高さ2メートル以上の作業床がない場所ではフルハーネス型安全帯を完全に着用し、親綱を確実に展張する。
・仮固定の徹底:鉄骨建て込み時は、建入れ直しが完了するまで仮ボルトを規定本数以上締め込み、ワイヤー控えを外さない。
・強風時の作業中止基準:10分間の平均風速が毎秒10メートル以上の場合、クレーン吊り上げ作業や高所での型枠建て込みを即座に中断する。
・玉掛け合図の統一:有資格者による明確なホイッスル・手合図を行い、吊り荷の下への立ち入りを完全に禁止する。
スタジオや舞台でも、セットの控えが緩んで照明機材や出演者に倒れかからないよう、ウエイト(砂袋や鉛ウエイト)による荷重バランスのチェックや、耐火基準を満たした資材の使用が厳しく管理されています。