ネット上の口コミやSNSの利用動向を検証すると、現在の日本市場において「Anker(アンカー)のモバイルバッテリー」は圧倒的な支持率を維持しています。家電量販店の店頭担当者へのヒアリングでも、「迷ったらまずAnkerをおすすめする」という声が支配的です。同社の強みは、トラブル発生時の迅速なカスタマーサポートと、長年培われた充電制御技術「PowerIQ」による安定した給電性能にあります。過去に自主回収(リコール)を実施した際も、迅速な告知と無償交換フローを展開したことが、かえって企業としての透明性と信頼性を高める結果につながっています。
一方、近年iPhoneユーザーを中心に爆発的な普及を見せているのが「ワイヤレス充電MagSafe(および最新のQi2規格)」に対応したモデルです。背面にマグネットで吸着するだけで充電が始まるため、「カバンの中でケーブルが絡まるストレスから解放された」「充電しながら片手でスマホを操作できる」といった絶賛の声が寄せられています。
しかし、現場での実態検証からはデメリットも浮かび上がっています。ワイヤレス充電は電磁誘導を利用するため、有線接続に比べてエネルギー伝達効率が低く、約40〜50%の電力が熱として浪費されるという側面があります。「MagSafe対応を買ったが、スマホがカイロのように熱くなり充電速度が落ちた」「バッテリー自体の減りが有線よりも明らかに早い」というリアルな不満の声も少なくありません。利便性と効率性のどちらを重視するかによって、満足度が大きく二極化しています。