ITサポート部門や社内ヘルプデスクへ頻繁に寄せられる相談が、「教わった通りにキーを押しているのに取り消し線が引けない」というトラブルです。この現象には明確な技術的背景が存在します。
1. テンキー(テンキーパッド)の「5」を押している
最もありがちな盲点が、キーボード右側に配置されたテンキーの「5」を使用しているパターンです。OS内部のキーコード判別において、メインキーボード上段の数字キー「5」とテンキーの「NumPad 5」は別個のシグナルとして処理されます。取り消し線 ショートカット Ctrl 5を成立させるには、必ずキーボード上段の「5(%が印字されたキー)」を押す必要があります。
2. 日本語IMEが未確定状態・変換モードにある
文字入力直後で下線(点線)が表示されている未確定状態では、アプリケーションがフォント装飾コマンドを受け付けず、文字入力として処理しようとする場合があります。必ず「Enter」キーで文字を確定させてからショートカットを実行するか、セル選択・文字列選択を明示的に行ってください。
3. バックグラウンド常駐アプリやOS機能とのホットキー競合
画面録画ソフト(OBS、GeForce Experience、Xbox Game Bar)、スクリーンショットツール、クリップボード拡張アプリ、あるいはGPU管理ユーティリティが、グローバルホットキーとして該当の組み合わせを占有しているケースがあります。特定のアプリ上だけでキーが利かない場合は、常駐ユーティリティのショートカット割り当て設定を確認し、重複を解除することで解決します。