調理現場や料理コミュニティで頻繁に交わされるのが、「豚の唐揚げと豚肉の竜田揚げ 違いは何なのか」という議論です。
一般的に、竜田揚げは醤油やみりんでしっかりと濃いめの下味を染み込ませ、衣に「片栗粉のみ」を使用して白っぽい粉吹き状に仕上げるものを指します。これに対し唐揚げは、下味に生姜やニンニク、ごま油など多彩な調味料を用い、小麦粉単独または小麦粉と片栗粉をブレンドした衣でカラリと揚げる自由度の高さが特徴です。
現場取材で見えてきた「失敗例」の多くは、以下の2点に集中しています。
① 下味をつけてから長時間放置しすぎること:塩分によって肉から水分が抜けすぎてしまい、逆にパサつく原因になります(漬け込みは常温なら15分〜20分がベスト)。
② 揚げる際に一度に鍋に入れすぎること:油の温度が急激に下がり、衣が油を吸ってベタついてしまいます。鍋の表面積の半分程度を目安に揚げるのが鉄則です。