インターネット上のライフハックとして定番化している「ドレンホースへの防虫キャップ装着」ですが、空調設備の保守現場からは警鐘が鳴らされています。ドレンホース虫除けキャップ効果は害虫の侵入阻止という点では絶大である反面、目の細かいメッシュ構造が仇となり、室内から流れてきたわずかな綿ボコリや油膜が網目に絡みついて目詰まりを起こすケースが後を絶ちません。
空調サービスエンジニアの現場報告によると、「水漏れ修理で訪問した現場の3割以上で、先端に取り付けられた防虫キャップ自体が完全に塞がっていた」という実態があります。防虫キャップを取り付ける場合は、最低でも月1回は先端を取り外して水洗い清掃を行うか、網目が細かすぎないスリット型を選ぶのが鉄則です。
また、ネット上で散見される「ドレンホースに針金ハンガーやワイヤーブラシを深く突っ込んで掃除する」という裏ワザも極めて危険です。蛇腹状のドレンホースは薄いプラスチックでできているため、金属ワイヤーで内部に亀裂が入り、壁内やベランダの床下で隠れ水漏れを引き起こす致命的な二次被害につながります。