ネット上の旅行ガイドやSNS情報の中には、現場の現実と乖離した誤解が散見されます。旅程崩壊を防ぐために知っておくべき盲点を整理しました。
誤解①:「路面電車(広電)の方が安くてお得だから選ぶべき」という罠
路面電車は広島市内の街並みを眺められる魅力がありますが、広島駅から宮島口まで直通する「2号線」は約1時間15分を要します。JR(約30分)との差額はわずか150円程度です。移動で往復1時間以上の差が生じるため、滞在時間が限られている旅行者が安さだけで広電を選ぶと、厳島神社での観光時間が削られる結果となります。
誤解②:「フェリーは事前予約がないと乗れない」という誤認
宮島航路のフェリーは日中10〜15分間隔で頻発運航されており、予約は一切不要です。電車やバスと同じ感覚で改札をタッチして乗り込めます。ただし前述の通り、「大鳥居便」を狙う場合はJR西日本宮島フェリーの運航時刻表(9時台〜16時台)を事前確認しておく必要があります。
誤解③:「いつ行っても海に浮かぶ大鳥居が見られる」という思い込み
嚴島神社は潮の満ち引きによって景観が一変します。「海に浮かぶ社殿」を見たい場合は満潮時(潮位250cm以上)、「大鳥居の根元まで歩いて近づきたい」場合は干潮時(潮位100cm以下)に訪れる必要があります。訪問当日の潮汐表(宮島観光協会公式サイト等で公開)を確認せずに行くと、期待した光景と異なる状況に遭遇することになります。