デビューから月日を経た2026年現在、ずっと真夜中でいいのに。は「ネット発のバズアーティスト」という枠組みを遥か昔に超越し、名実ともに日本を代表するトップアクトとして君臨しています。
その人気の生命線となっているのが、狂気と職人技が融合した圧倒的なライブステージです。音源の再現にとどまらず、オープンリールデッキやブラウン管テレビ、扇風機型テルミンといった「改造家電楽器」をステージ上に導入。総勢10名を超える技巧派ミュージシャン(トップスタジオミュージシャンたち)と織りなす生アンサンブルは、毎回異なるアレンジや長大なソロ回しを含み、観客を熱狂の渦へと叩き込みます。
2026年の大型アリーナツアーや野外ロックフェスティバルにおいても、『秒針を噛む』は決して色褪せないキラーチューンとしてセットリストの重要局面を担っています。イントロのスラップベースが鳴り響いた瞬間、数万人規模のスタジアム全体が地鳴りのような歓声に包まれる光景は、この楽曲が一時的なネットミームなどではなく、時代を決定づけたアンセムであることを何よりも雄弁に物語っています。
ストリーミング全盛のデジタルカルチャーを出自としながら、最もアナログで狂暴な「生のライブ体験」へと昇華させる姿勢――これこそが、ずとまよが熱狂を集め続ける真の原動力です。