Exile名曲『We Will』歌詞の真実!Shun作詞秘話と歌声の絆

Exile名曲『We Will』歌詞の真実!Shun作詞秘話と歌声の絆

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リスナーの関心を集め続けるWe Will あの場所で 歌詞意味の核心は、タイトルにある「あの場所」が何を指し示しているのかという点に集約されます。失恋した恋人と過ごした場所、あるいは愛する人と再び巡り逢う未来の情景とも解釈できますが、当時の制作ドキュメントや本人の述懐を紐解くと、より個人的で切実な背景が浮かび上がってきます。

2001年9月のデビュー以降、EXILEは『Your eyes only ~曖昧なぼくの輪郭~』のスマッシュヒットを皮切りに、瞬く間に全国区の人気を獲得していきました。山口県宇部市から単身で上京し、建設現場で働きながら歌手を志していた清木場俊介にとって、芸能界という巨大なシステムに呑み込まれていくスピードは想像を絶するものだったと関係者は証言します。We Will あの場所で SHUN 作詞の契機となったのは、大都会・東京の喧噪の中でふと襲いかかる強烈な疎外感でした。

We Will あの場所で 誕生秘話として知られるエピソードがあります。SHUNは当時、故郷の海辺や幼少期を過ごした街並み、そして夢を追う自分を信じてくれた仲間たちの顔を思い浮かべながら、ノートに言葉を書き殴っていたといいます。「華やかなステージに立っていても、心の中の自分は何も変わっていない」「変わってしまいたくない」という焦燥。歌詞に登場する「あの場所」とは、物理的な空間であると同時に、飾らないありのままの自分でいられた「魂の原点」そのものだったのです。

この痛切なまでの内省を、誰よりも間近で理解し、音楽として昇華させたのがEXILE ATSUSHI 清木場俊介という稀代のツインボーカルの信頼関係でした。自著『天音。』などで当時の心情を赤裸々に明かしているATSUSHIは、SHUNが持ち込んだ歌詞の生々しい言葉の端々から、相棒が背負う痛みを敏感に察知していました。哀愁を帯びたファルセットと、魂を絞り出すようなストレートな中低音。2人がマイクの前で向き合った瞬間、単なるプライベートな回顧録は、誰しもが心に抱える「帰るべき場所への祈り」へと昇華していきました。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。