滋賀県大津市で生まれ育った高橋姉妹は、日本人の父親とフィリピン人の母親を持つハーフの4人きょうだいとして育ちました。幼少期は父親が牛乳配達事業や自動車関連ビジネスを展開しており、比較的裕福な暮らしを送っていたものの、姉妹が小・中学生の頃に父親の会社が突如として倒産。平穏な日常は一変し、多額の債務を抱える極貧生活へと突き落とされました。
メアリージュンが自著『Difficult? Yes. Impossible? ...No. わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』で赤裸々に告白している通り、当時の生活は想像を絶するものでした。電話や電気などのライフラインが頻繁に止まり、「1つの即席袋麺を家族4人で薄めて分け合う」「白米の上にキャベツの千切りやマヨネーズを乗せて空腹を紛らわせる」といった日々が日常茶飯事だったと振り返っています。
「自分が家族を救わなければならない」と強い責任感を抱いた長女のメアリージュンは、2003年に開催された「横浜・湘南オーディション」でグランプリを獲得したことを機に、本格的に芸能界へ進出。ファッション誌『CanCam』の専属モデルとして頭角を現すと、給料の大部分を実家への仕送りと借金返済に充当しました。続いて芸能界入りした次女の高橋ユウも姉と共に家計を支え、約十数年という歳月をかけて数千万円規模にのぼる家族の負債を完全に返済し切ったのです。