入院患者を抱える家族にとって、現在最も切実な関心事となっているのが富山県立中央病院の面会制限の現在の状況だ。コロナ禍を契機に見直された面会ルールは、感染状況の落ち着きとともに段階的な緩和が行われているものの、一般のクリニックのような自由な面会が全面的に解禁されたわけではない。
現在の運用基準では、病棟内へのウイルス持ち込みを防ぐため、面会者は原則として主たる介護者やキーパーソンとなる家族(配偶者、親、子など)に限定されている。1回あたりの面会人数は1〜2名まで、滞在時間は15分〜30分程度と定められており、事前の病棟受付での健康チェックシート記入や不織布マスクの着用が厳重に義務付けられている。特に新生児やがん化学療法中の免疫力が低下した患者が集まる病棟では、より厳格な入退室管理が継続されている。
「面会制限はもう終わったはず」と誤認して遠方から親族揃って訪れ、病棟前で面会を断られるトラブルが散見される。入院中の家族を見舞う際は、必ず主治医や病棟看護師に現在の面会可能時間と条件を事前に確認しておくことが、無用な混乱を避ける唯一の防衛策となる。