損益分岐点の計算方法と実践術|赤字を絶対に回避する管理会計の極意

損益分岐点の計算方法と実践術|赤字を絶対に回避する管理会計の極意

損益分岐点の計算方法と実践術|赤字を絶対に回避する管理会計の極意に関心がある方へ、迷わずに進められる ヒントをお届けします。

自社の損益分岐点売上高を算出した後、次に行うべきは経営の健全度(耐久力)を客観的に評価することです。そのための2大財務指標が「損益分岐点比率」と「安全余裕率」です。

損益分岐点比率の計算式:
損益分岐点比率(%) = (損益分岐点売上高 ÷ 現在の売上高) × 100

安全余裕率の計算式:
安全余裕率(%) = 100% - 損益分岐点比率 = ((現在の売上高 - 損益分岐点売上高) ÷ 現在の売上高) × 100

中小企業庁の経営指標データおよび主要信用調査機関の統計基準に基づき、企業の財務体質を判定する基準値を以下の比較表にまとめました。

判定ランク損益分岐点比率の目安安全余裕率財務体質の評価と現場実態超優良水準60%以下40%以上不況や市場急変に対する圧倒的な耐性。内部留保が潤沢で新規投資も自在。優良・健全61%〜80%20%〜39%中小企業の目標値。売上が2割程度落ち込んでも赤字転落しない強固な構造。普通・警戒81%〜90%10%〜19%黒字を維持しているものの余裕が乏しい。原材料・人件費の微増で赤字化の恐れ。要改善91%〜100%0%〜9%自転車操業状態。わずかな需要減で即座に資金ショートに繋がる高リスク水準。赤字・危機的100%超マイナス構造的赤字。売上を立てるほど固定費を賄えず手元資金が流出する危険状態。

損益分岐点比率が80%以下であれば、売上が20%ダウンしても赤字にならない「安全余裕率20%」を確保できていることを意味します。この数値を毎月の試算表で追跡することが、急激な業績悪化を未然に防ぐ早期警戒アラームとして機能します。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。