ファスナー修理裏ワザネットの反応をSNSや質問掲示板などで調査すると、「フォークの裏技で一発で直った!感動した」という絶賛の声がある一方で、手痛い失敗を経験した投稿も散見されます。
典型的な失敗例の筆頭が、「ペンチで力を入れすぎてスライダーを粉砕した」というケースです。特に近年のファストファッション製品などに使われている安価な亜鉛合金製スライダーは粘り強さが低く、強い力を加えると一瞬でパキッと割れてしまいます。「少し締めては動かす」という慎重さを欠いて一気に握り込んでしまい、結果的にお直し専門店へ駆け込むことになったユーザーが後を絶ちません。
また、滑りを良くしようとして「サラダ油」や「ハンドクリーム」を塗りたくる行為も厳禁です。一時的に滑走性は向上するものの、油分が布地に染み込んで取れないシミになったり、内部にホコリや砂粒を吸着させて研磨剤のようになり、かえってエレメントを削り落としてしまう二次被害を引き起こします。滑りを改善したい場合は、専用のファスナー潤滑シリコンスプレーや、乾いた固形石鹸、鉛筆の芯(黒鉛)を軽く擦り付けるのが安全な鉄則です。