『ダイヤのA』の進路やドラフトを語るうえで、ネット上でしばしば見落とされる、あるいは誤って拡散されている「3つの盲点」を整理します。
誤解①:青道高校の3年生は全員がプロ志望届を出した?
これは完全な誤りです。強豪校であっても、高卒でプロ志望届を提出するのは各学年で1〜2名程度が現実的な相場です。前園健太や白州健二郎、倉持洋一といった主力選手であっても、倉持のように俊足巧打で独立リーグや大学経由を視野に入れる選手、あるいは大学野球連盟推薦での進学を選ぶ道が一般的です。作中でも倉持がプロを意識する描写はありますが、全員が無条件にプロ志望届を出したわけではありません。
誤解②:『ダイヤのA act2』の続き(act3)でドラフトが描かれることが確定している?
2026年時点において、講談社および原作者から『ダイヤのA act3』の連載開始に関する公式発表はありません。寺嶋裕二氏は連載終了時のインタビューやあとがき等で、取材の過酷さや週刊連載としての区切りについて触れており、「描くとしても読切やスピンオフ、あるいは時間を置いてから」というスタンスを示唆しています。ネット上の「act3連載決定」という言説はファンの願望が先走った非公式情報に過ぎません。
誤解③:クリス先輩は怪我でもう野球を断念した?
これも誤りです。滝川・クリス・優は過酷なリハビリを乗り越え、夏の大会終盤には実戦復帰を果たしています。大学野球強豪校への進学が決まっており、父親のサポートを受けながらプレイングコーチ的な役割も兼ねて野球を継続しています。指導者としての資質も図抜けているため、将来的にはNPBの球団フロントや名スコアラー、名コーチとしてプロ球界を支える可能性すら秘めています。