国内主要メーカーのフラッグシップ機では、洗浄性能や省エネ性能を高めるための独自機構が備わっており、水抜き時にもメーカーごとの配慮が求められます。
パナソニック(Panasonic):自動投入タンクと乾燥ダクトの確認
パナソニック製ドラム式洗濯機(NA-LXシリーズ等)では、本体下部に配置された「糸くずフィルター(排水フィルター)」を緩めた際、内部の残留水が一気に吹き出さないよう段階的な開閉構造になっています。しかし、液体洗剤・柔軟剤の「自動投入タンク」を装着したまま輸送すると、振動で液漏れを起こし内部基板を腐食させる危険があります。水抜きと同時に自動投入タンク内の洗浄・水抜きも必ず実施してください。
日立(HITACHI):ビートウォッシュ・ビッグドラムの注意点
日立の「ビートウォッシュ」や「ビッグドラム」シリーズは、強力な循環ポンプ(ナイアガラ洗浄機構)を搭載しているため、配管経路が長く設計されています。排水運転を行ってもポンプ内部に水が残りやすいため、脱水工程を2回行うか、脱水終了後に本体前方を数ミリ持ち上げて配管内の水を糸くずフィルター側に送り込む作業が推奨されます。日立製ドラム式の糸くずフィルターカバーを開ける際は、深めの受け皿と吸水性の高いバスタオルを床に敷き詰めてから緩めるのが鉄則です。