『有吉の壁』の代名詞である「一般人の壁」では、空間の特性を最大限に活かしたネタが展開されます。ロケ地として選ばれる施設には、いくつかの明確なパターンが存在します。
1. 超大型ショッピングモール(千葉・神奈川・埼玉エリア)
「イオンモール幕張新都心」「ららぽーとTOKYO-BAY」「三井アウトレットパーク木更津」など、関東屈指の規模を誇るモールが頻繁に舞台となります。広大な吹き抜け、何基も並ぶエスカレーター、個性豊かなテナント群は、芸人が物陰から登場したり、店員や買い物客に扮したりする上で絶好のシチュエーションを提供します。通路の見通しが良く、有吉さんと佐藤栞里さんが歩きながら次々と芸人を発見していくテンポ感が生まれるのも大きな強みです。
2. 遊園地・テーマパーク
「よみうりランド」「西武園ゆうえんち」「八景島シーパラダイス」「那須ハイランドパーク」など、アトラクションとオープンスペースが融合した遊園地は、番組の躍動感を極限まで引き出します。ジェットコースターや観覧車を使ったダイナミックなボケや、マスコットキャラクターとのコラボレーションなど、テーマパークならではの非日常的なギミックが爆笑を生む起爆剤となっています。
3. 巨大温泉リゾート・老舗ホテル
「龍宮城スパホテル三日月」をはじめ、「サンハトヤ(静岡県伊東市)」や「スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)」など、昭和レトロな情緒やバブル期の豪華な建築美を残すスパリゾートは、番組にとって欠かせない鉄板ロケ地です。プールへの飛び込み、大浴場の湯煙、宴会場のステージなど、水着や浴衣姿の芸人たちが身体を張ったネタを繰り広げる舞台として抜群の相性を誇ります。
4. 学校・廃校スタジオ
学校を舞台にした企画では、廃校となった校舎を再活用した撮影専用スタジオ(たちかわ創造舎や旧足利西高校など)が多用されます。理科室の人体模型、音楽室の肖像画、体育館の跳び箱といった懐かしい備品がそのまま残されており、学園ドラマのパロディや部活動ネタなど、誰もが共感できるシチュエーションコントが生み出されます。