核心に切り込みましょう。結論から言えば、現時点でテレビ朝日および所属窓口から成宮寛貴の公式発表として『相棒』出演がアナウンスされた事実はありません。しかし、永年番組を追うキー局関係者の間では、「完全なデマと切り捨てることはできない」という見方が支配的です。相棒のカイト復帰が単なるファンの願望を超えて囁かれ続けるのには、制作サイドが劇中に周到に散りばめてきた伏線が存在します。
最大の転機となったのは、season22の元日スペシャルでした。甲斐享のパートナーであった笛吹悦子(真飛聖)と、享との間に生まれた息子・結平がストーリーの主軸として登場。作中でカイトの存在と過去の事件が克明に回顧され、杉下右京(水谷豊)がその息子の成長を温かく、時に厳しく見守る姿が描かれたのです。劇中で「服役中の甲斐享」というピースが完全に生かされている事実こそ、甲斐享の再登場の可能性を制作陣が意図的に残している動かぬ証拠と言えます。
ドラマ制作関係者は次のように内情を明かします。「過去の相棒をタブー視せず、物語の血肉として今なお動かしているのは、水谷豊さんの『作品に携わった仲間を誰一人見捨てない』という強いポリシーによるものです。悦子親子の登場は、成宮さん復帰へのステップアップとして脚本チームが用意した導線と見るのが極めて自然です」。