『ガンダム・センチネル』に登場する数多の機体群の中でも、屈指のインパクトを誇るのがSガンダム ブースター・ユニット装着型(通称:Bst型 / プラン3003)です。人型兵器の象徴である「脚部」を大胆に排除し、背部と同型の高出力ブースター・ユニットを2基接続して合計4基のメインスラスターを集中配置した構成は、カトキハジメ氏によるデザインワークの金字塔と評されています。
この仕様は、月軌道上での超長距離侵攻および拠点防衛における電撃的な一撃離脱戦を想定して考案されました。モビルスーツの汎用性をあえて捨て、高初速ロケット推進器としての性格を極限まで尖らせたアプローチは、兵器としての説得力と工業的なリアリズムを両立しており、当時の模型ファンのみならず、現代のSFメカニックデザインにも計り知れない影響を与え続けています。