彼女の歩みを振り返るうえで欠かせないのが、2000年代後半から2010年代にかけて日本のユースカルチャーを席巻したギャル文化の熱狂だ。その中心地にあったのが、角川春樹事務所が手掛けていた伝説的ファッション誌『Popteen』である。当時、絶対的なカリスマとして君臨していた益若つばさに強い憧れを抱き、握手会会場でスカウトされたというエピソードはあまりにも有名だ。
読者モデルとして誌面に登場するやいなや、飾らないキャラクターと親しみやすさで瞬く間にティーンの心を掴んだ。彼女が所属することとなった株式会社TWIN PLANETは、個人の強烈な個性をマスカルチャーへと昇華させるマネジメントに長けており、彼女の持つありのままの魅力は雑誌の枠を越えて急速に拡大していった。カメラの前で見せる屈託のない笑顔の裏には、期待に応えようとする強い意志がすでに宿っていた。