声優の報酬規定として広く知られる「日俳連(日本俳優連合)のランク制」は、主にテレビ放送や劇場映画などの公共電波・配給メディアを前提に整備されてきた歴史的経緯があります。
パッケージソフトやスマートフォンアプリであるゲームは、この規定の直接的な枠外に位置づけられてきました。つまり、ゲーム音声は完全に「事務所とゲームメーカー(開発会社・パブリッシャー)との直接交渉」による自由価格市場で取引されます。
このため、日俳連基準の最低保証額に縛られない反面、人気と需要がある声優には青天井の出演料が提示されます。特に「この人気声優が声をあてているからガチャを回す」というユーザー行動が確立しているソシャゲ市場では、ソシャゲ声優出演料は純粋な広告塔・集客エンジンとしての付加価値が上乗せされる構造になっています。