かつての「ゲーセン」のイメージは、完全に過去のものとなった。現在のアミューズメント施設に求められているのは、自宅のデバイスでは再現不可能な「身体的体験」だ。ここでは、最新の体感型レーシングゲームや、プレイヤーの動きと完全に同期する次世代リズムゲームがずらりと並ぶ。一歩足を踏み入れれば、重低音が響くスピーカーと鮮やかなLEDの光が、訪れる者を非日常の世界へと引きずり込む。
特に注目すべきは、若年層だけでなくシニア層の姿も目立つことだ。平日の昼下がり、メダルゲームコーナーはリタイア世代の社交場と化している。指先を動かし、適度な緊張感を楽しむ。それは認知機能の維持にも一役買っているという。世代を問わず、誰もが主役になれる場所。それが現代のゲームセンターのリアルな姿だ。