2000年代、勝谷氏の知名度を全国区に押し上げたのがテレビメディアでした。とりわけ読売テレビの『たかじんのそこまで言って委員会』では、故・やしきたかじん氏や三宅久之氏らと共に、地上波の限界に挑むタブーなき過激な議論を展開。関西発のモンスター番組を牽引する中核パネラーとして君臨しました。
一方で、日本テレビ系の朝の情報番組『スッキリ!!』(現・スッキリ)では、歯に衣着せぬ辛口コメンテーターとしてお茶の間の人気を集めましたが、2011年に突如として番組を降板することになります。
この降板劇の背景には、生放送における過激な発言や政権批判を巡る制作サイドとの路線対立、さらにはテレビ界全体で強まっていたコンプライアンス強化の波がありました。空気を読まずに本質を突く勝谷氏の鋭さは、時にスタジオを凍りつかせ、事なかれ主義のテレビメディアにおいて次第に異端視されていく結果となったのです。