ネット検索において「根本はるみ」と検索すると、過去の断片的な情報と現在の憶測が混ざり合い、いくつかの誤認が定着してしまっているケースが見受けられます。
もっとも典型的な誤解は、「芸能界で居場所を失って仕方なく引退した」という見方です。前述の比較表が示す通り、当時の彼女のメディア需要は依然として高く、オファーが途絶えたわけではありませんでした。むしろ、オファーが絶えない中で「これ以上、商業主義のサイクルに自分の心身を削りたくない」という、極めて主体的で能動的な意思決定による幕引きだったのです。
また、「突発的な失踪」のように語られることもありますが、実際には周囲のスタッフへの義理を通し、抱えていた仕事を丁寧に全うした上での段階的なフェードアウトでした。無責任なスキャンダルによって消えたタレントとは根本的に異なる、誠実な去り際であったという点は、正しく記憶されるべき事実です。