本作は2016年5月に『Lovers / 「伝言歌」』という両A面シングルとして世に放たれ、同年12月発売の4thミニアルバム『SALLY e.p』にも収録されたことで、バンドの知名度を一気に全国区へと押し上げました。当時のsumikaは、メンバーの休養や様々な試練を乗り越え、バンドとしての絆と音楽性を再構築していた極めて重要な時期にありました。
sumika 片岡健太 作詞秘話としてファンの間で語り継がれているのは、片岡自身が「綺麗事で塗り固めた言葉ではなく、自分たちの体温がそのまま伝わる泥臭いポップスを届けたい」と強く願っていた点です。飾らない本音を疾走感あるシャッフルビートに乗せ、黒田隼之介(Gt/Cho)の軽快なギターリフ、小川貴之(Key/Cho)の跳ねるピアノ、荒井智之(Dr/Cho)のタイトなリズム隊が一体となることで、重たくなりかねないテーマを極上の祝祭空間へと昇華させました。
単なる男女の恋愛模様にとどまらず、「紆余曲折があっても最後には手を取り合って笑う」というバンド自体の不屈のストーリーが楽曲の骨格に宿っているからこそ、リリースから長い年月が経過しても色褪せない求心力を保ち続けています。