「耳を塞がないイヤホン」として同一視されがちなオープンイヤー型と骨伝導型ですが、その発音原理と音質特性は根本から異なります。どちらを選ぶべきか迷っている場合、まずは両者の決定的なメカニズムの違いを把握しておく必要があります。
骨伝導イヤホンは、頭蓋骨などの骨を振動させて直接内耳(蝸牛)へ音を伝達します。鼓膜を通さないため耳への負担が少なく、激しい運動時でもズレにくい利点がある一方、低音域が抜けやすく独特のくすぐったい振動を感じるデメリットがあります。
対してオープンイヤー型は、耳元に超小型スピーカーを配置し、鼓膜へ向けて特定の音波を届ける「空気伝導技術」を採用しています。通常のイヤホンと同じ経路で鼓膜を振動させるため、ダイナミックで豊かな低音域と自然なボーカル表現を両立できる点が大きな特徴です。
「ながら聴きイヤホン」として日常的に音楽やポッドキャストを高音質で楽しみたいなら、音質の純度と装着感の自然さにおいてオープンイヤー型が優勢といえます。