「ベランダの日当たりが悪い」「室内の窓辺で育てたい」という声も多く聞かれますが、唐辛子は1日最低5〜6時間以上の直射日光を必要とする典型的な陽生植物です。完全な日陰や室内で無対策のまま栽培すると、茎がもやしのように間延びし、蕾が黄色くなって1つも結実しません。
日照条件が厳しいベランダや室内で栽培を成功させるには、以下の3つの工夫が必須となります。
- 植物育成用LEDライトの導入:室内栽培では、光合成有効放射(PPFD)を確保できるフルスペクトルの植物育成用LEDを1日10〜12時間照射します。
- 人工授粉と風通しの確保:唐辛子は風や虫の振動で自然受粉する自花受粉植物です。無風の室内では受粉障害が起きるため、開花時に指先や綿棒で花を軽くトントンと揺らすか、小型サーキュレーターで微風を送り続けます。
- 初心者向けコンパクト品種の選定:限られたスペースでは、草丈が低くまとまり密生して上向きに実をつける「鷹の爪」や「三鷹(サンタカ)」、観賞用兼用の矮性品種を選ぶと失敗しません。