ホビー市場の拡大に伴い、フリマアプリ等で未開封ボックスを個人売買するリスクは過去最高レベルに達している。近年報告されている悪質な手口には、精密な計量器や金属探知機、X線検査機器を悪用して高額レアパックのみを抜き取り、ノーマルパックと差し替えた上で特殊な熱圧着フィルムで再包装する「高度再シュリンク」がある。
外見だけでこれを見破ることはプロでも困難を極めるが、いくつかの防衛策は存在する。正規のシュリンク包装に見られる微細な空気穴(空気抜き穴)の位置や間隔、圧着部分の継ぎ目の滑らかさ、ボックス天面のミシン目の浮き具合などを細かくルーペで確認する作業が有効だ。個人間取引で「相場より不自然に安い未開封ボックス」に手を出すことは、極めて高い確率で金銭をドブに捨てる行為に等しいと心得ておくべきである。