もし自身や自社に関する名誉毀損・プライバシー侵害の投稿を発見した場合、初動のスピードが生死を分けます。ネット上の悪意を放置すると、まとめサイトやSNSへ転載され、デジタルタトゥーとして消し去ることが極めて困難になるためです。有効な誹謗中傷対策は、以下の手順に沿って冷静かつ迅速に進める必要があります。
1. 証拠の保全(最優先事項)
削除依頼を出す前に、必ず問題の投稿を保存します。対象スレッドのURL、スレッドタイトル、投稿番号、投稿日時、本文全体が鮮明に写る形でスクリーンショットを撮影し、PDF形式などでも保存を残してください。スマートフォンだけでなくPCのブラウザからURL欄を含めた証拠を確保することが、後の法的手続きで決定的な証拠力(立証力)を持ちます。
2. 爆サイ公式フォームからの削除依頼方法
爆サイ各スレッドの最下部に設置されている「削除依頼」フォームから申請を行います。ここで注意すべきは、感情的な抗議文を送るのではなく、運営規約のどの条項(名誉毀損、プライバシー侵害、個人情報の無断掲載など)に違反しているかを論理的に記述することです。申請から概ね72時間以内に運営側の判断によって削除処理が行われるケースがあります。
3. 弁護士を通じた仮処分および発信者情報開示請求
自主的な削除申請が拒否された場合や、相手に損害賠償を請求したい場合は、インターネット問題に強い弁護士へ依頼します。裁判所に対して「投稿削除の仮処分命令」および「アクセスログの保存・開示命令」を申し立てます。弁護士費用は着手金で30万円〜50万円程度が相場となりますが、特定が完了した後は相手方に対して調査費用を含めた慰謝料(一般に個人で50万〜100万円、法人で100万〜200万円以上)を請求することが可能です。