アリエル単体の魅力だけでなく、彼女を取り巻く個性豊かなキャラクターたちも塗り絵の世界を大いに盛り上げている。親友である黄色と青の魚フランダーや、宮廷音楽家のカニセバスチャンは、画面にコミカルで賑やかな表情を与えてくれる。彼らを描くことで、色塗りのストーリー性は一層深まっていく。
エリック王子との舟上の出会いや、陸の世界に憧れる海底の洞窟など、映画の象徴的な場面をモチーフにしたシートは、塗り進めるごとに物語を追体験できる構造だ。親子で会話を交わしながら「セバスチャンは何色だった?」「海の中の光はどう表現しよう?」と対話を促すツールとしても重宝されている。