政権が掲げる目玉政策の筆頭が「2026年構造改革プロジェクト」だ。官邸の主導権を誇示するかのように設立されたこの特命組織は、縦割り行政の打破を絶対命題として掲げている。その実動部隊として凄まじい執念を見せているのが内閣官房だ。
各省庁から集められたエリート官僚たちは、連日連夜にわたり非公開の協議を重ねている。従来の省益を超えた予算配分を迫る内閣官房に対し、財務省や経済産業省からは強い反発の声が上がる。調整は難航を極めた。石破茂首相の意向を受けた補佐官チームが直接介入に踏み切ったことで、プロジェクトは泥沼の権力闘争へと変貌を遂げつつある。現場の官僚からは「これほど殺伐とした官邸主導は前代未聞だ」との漏らし声も聞こえてくる。