声優・田中敦子さんの真骨頂として語り継がれるのが、数々の名作ハリウッド映画における吹き替え(アフレコ)の実績です。洋画劇場黄金期から現在に至るまで、トップ女優たちのオフィシャルな日本語ボイスとして作品に格調高い品格をもたらしました。
筆頭に挙げられるのが、アカデミー賞女優ニコール・キッドマンの専属的吹き替えです。『ムーラン・ルージュ』や『アザーズ』をはじめ、知性と危うい美しさを併せ持つ彼女の魅力を完璧な日本語へと昇華させました。さらにジェニファー・ロペスの力強い芯のある女性像、シャーリーズ・セロン(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフュリオサ役など)の圧倒的な強靭さ、ケイト・ブランシェットやモニカ・ベルッチなど、世界的な美女たちの吹き替えを担当し、映画ファンの耳を贅沢に満たし続けたのです。