週刊少年サンデーで連載された原作コミックス第11巻(第186話)において、『だがしかし』はファンを唸らせる見事な幕引きを迎えました。終盤の展開は、単なるギャグ&駄菓子紹介漫画の枠を超え、登場人物たちの将来やモラトリアムからの脱却という深いテーマに踏み込んでいます。
物語のクライマックスでは、一度は町を去ったヒロイン・枝垂ほたるが再び姿を現し、ココノツとの日常が再び動き出します。最終話では、季節が巡り冬から春へと移り変わる中、ココノツが当たり前のように駄菓子屋の店番をしている日常風景が描かれました。
そしてラストカットは、第1話の出会いを彷彿とさせる構図です。ガラリと開いたシカダ駄菓子の引き戸から、満面の笑みを浮かべたほたるが「鹿田ココノツくん!」と呼びかけ、新しい駄菓子を差し出すシーンで完結します。物語の原点に立ち返りつつ、二人の関係がこれからも続いていくことを鮮烈に示す、極めて完成度の高い伏線回収となりました。