政府専用機を操縦し、機内で心尽くしのサービスを提供するのは、民間のキャビンアテンダントではない。全員が航空自衛隊の千歳基地に所属する「特別輸送航空隊」の隊員たちだ。厳格な選考を勝ち抜いた精鋭であり、飛行操縦はもちろん、要人へのおもてなしや保安業務に至るまで特殊な訓練を積み重ねてきた。
彼らが語る機内の裏側には、一般の航空会社では考えられないほどの極秘エピソードが満載だ。例えば、ミリ単位で計られた機内サービスのタイミングや、一切のミスが許されない無音の搭乗準備。皇室ニュースで映し出される穏やかなご公務の裏には、一瞬たりとも気を抜かない隊員たちの執念に近いプロフェッショナルな精神が息づいている。