大江時計台航空史料室がこれほどまでに熱烈な支持を受ける最大の理由は、展示されている史料の圧倒的な密度と「現場性」にあります。館内に足を踏み入れた人々を圧倒してきたのが、2階に保存・再現されている堀越二郎技師の設計室です。
木製の重厚な製図台、計算尺、当時の生々しい設計メモ、そして卓上ランプ。映画『風立ちぬ』の世界そのままの空気が漂う空間で、かつて零戦や局地戦闘機「雷電」、烈風の基本設計図面が引かれました。ただのレプリカ展示ではなく、「まさにこの建屋のこの部屋で日本の名機が生まれた」という事実が、訪れる者に震えるような感動を与えてきました。
さらに展示フロアには、ミクロネシア諸島から回収・復元された「零戦五二型」の実機や、終戦間際に開発された幻のロケット推進戦闘機「秋水」の胴体骨組・エンジン残骸、戦後の国産ビジネス機「MU-2」、YS-11の設計データなど、黎明期から現代に至る日本の航空産業の軌跡が凝縮されています。ネット上の評判や見学経験者のレビューでも、「日本で最も魂が震える軍用機・産業史料館」と絶賛され続けています。