海外からの旅行客の間でも、この隠れ家の名は口コミで急速に広がった。大手国際ニュースメディアが「日本の精神性と食の美学が息づく稀有な場所」として特集したことで、インバウンドの関心は一気に加熱。多言語メニューすらあえて置かない徹底した姿勢が、逆に「本物の体験」を求める人々の探求心を刺激してやまない。
言葉の壁など、美味しい料理と酒の前では存在しないも同然だ。身振り手振りと笑顔、そして一皿の感動が言葉を超えたコミュニケーションを生み出す。異国の地から訪れた客が我が家のような安心感に浸る姿が、今や日常の風景となっている。