原爆の子の像に世界から折り鶴が集まる理由|佐々木禎子の真実と現在

原爆の子の像に世界から折り鶴が集まる理由|佐々木禎子の真実と現在

原爆の子の像に世界から折り鶴が集まる理由|佐々木禎子の真実と現在にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

原爆の子の像の真下、自然石で造られた台座の正面には、訪れる者の胸を強く打つ碑文が刻まれています。

「これはぼくらの叫びです これは私たちの祈りです 世界に平和をきずくための」

この言葉は、運動の発起人となった広島の子どもたちが自ら考案したものです。大人主導の政治的なスローガンではなく、戦争の不条理によって友を奪われた子どもたちの飾らない魂の叫びがそのまま刻まれています。

また、像の内部を覗き込むと、中央に吊るされた平和の鐘と風鈴が目に留まります。この鐘には金の折り鶴が浮き彫りにされており、日本人初のノーベル物理学賞受賞者である湯川秀樹博士の揮毫による「千羽鶴」の文字が刻まれています。風が吹き抜けるたびに柔らかな音が響き渡り、犠牲となった子どもたちの御霊を慰めるとともに、訪れる人々に平和への誓いを思い起こさせています。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。